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【Excel】ブック内の移動、検索、名前の定義、ジャンプ、ハイパーリンク【MOS】 

Excel、検索、名前の定義、ジャンプ、ハイパーリンク
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この記事で分かること
  • Excelブック内を移動する方法
    • データの検索
    • セルやセル範囲への名前の定義
    • ジャンプ機能
    • ハイパーリンクの挿入

Excelにおいて、データの検索や名前を定義したセルへのジャンプ、ハイパーリンクといったブック内を効率よく移動する方法を紹介します。

Wordにおける文書内の移動方法はこちら

Word、検索、ブックマーク、ハイパーリンク、ジャンプ
【Word】文書内の移動, 検索、ハイパーリンク、ブックマーク、ジャンプ【MOS】Wordで文字列の検索やハイパーリンク、ブックマークの設定、ジャンプといった文書内を移動する方法を紹介します。...

膨大なデータが入力されたExcelのブックから、これらの機能を使わずに目的のデータを探し出すの極めて困難です。

検索機能などを、上手に使ってデータをすばやく探せるようにしましょう。

また名前を定義したセル範囲は、Excel関数の引数として使用できるので覚えておきましょう。

ブック内のデータの検索

Excelでは、それぞれのシートもしくはブック全体から、自分が指定したデータを含むセルを検索できます。

ここでは、「茶」という文字列を含むセルを検索してみます。

Excelで検索を行うには、[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索と選択]をクリックし、[検索]を選択します。

ショートカットキーを使用する場合は、「Ctrl」+「F」と押すことで、[検索と置換]ダイアログボックスを表示させることができます。
検索1

[検索と置換]ダイアログボックスが表示されるので、[検索する文字列]と書かれた検索窓に「茶」と入力し、[すべて検索]をクリックします。

検索2

そうすると、「茶」という文字列を含むセルが一覧になって表示されます。

「3セルが見つかりました」と書いてあるので、「茶」という文字列を含むセルが3個であることが確認できます。

一覧になって表示されたそれぞれの項目を、クリックすることで対応したセルを選択できます。

[すべて検索]ではなく、[次を検索]をクリックした場合は、「茶」という文字列を含むセルが、ボタンを押すたびに1つずつ順番に選択されます。

また[オプション]をクリックすると、検索する場所がシートなのか、ブック全体なのかや、検索の方向、大文字/小文字および全角/半角の区別など検索の条件を詳しく設定することができます。

検索4
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セルや、セル範囲に名前を定義する

Excelのセルは、列を表すアルファベットと行を表す数字によって、普通は「A1」や「C6」などと、セル番地が定義されています。

アルファベットと数字からなるセル番地では、そのセルに何が入力されているのかが直感的には分かりません。

そこでExcelでは、セルやセル範囲に名前を定義することができ、意味を持たせることができます。

セル範囲に名前を定義するには、名前を付けたいセル範囲を選択してから、[名前ボックス]に名前を入力します。

ここでは、売上に該当する「D2:D6」のセル範囲に「売上」という名前を定義してみます。

名前1

[名前ボックス]の▼をクリックすると、定義した名前が一覧になって表示されます。

名前2

「売上」をクリックすると、「売上」と名前を定義した「D2:D6」のセル範囲が選択されます。

名前を定義したセル範囲は、Excel関数の引数としても使用できます。セル範囲が複雑で分かりにくい場合は、関数がすっきりして分かりやすくなります。

ここでは、「売上」をSUM関数の引数に指定して、売上の合計を求めます。

SUM関数の記事はこちら

Excel、SUM関数
【Excel】SUM関数を使用して数値の合計を求める【MOS】Excelで対象となる数値の合計を返す、つまり足し算を行う関数であるSUM(サム)関数を紹介します。...
名前3

「D7」に「=SUM(売上)」と入力して、確定します。

すなわち、これは「=SUM(D2:D6)」と同じ意味を持ちます。

名前4

確かに、売上の合計が算出されました。

Excel関数の引数として、名前でセル範囲を指定した場合、オートフィルや、コピー&ペーストをしてもセル参照がずれません。必要に応じて使い分けましょう。

セル参照についての記事はこちら

https://hayabusa-mosblog.com/22/

定義した名前を削除する場合は、[数式]タブの[定義された名前]グループにある[名前の管理]から行います。

ジャンプ機能

Excelのジャンプ機能を使うと、名前を定義したセル範囲やコメントなどに、素早く移動することができます。

また「条件を選択してジャンプ」を使用すると、数式や条件付き書式、空白セルなど条件に適合したセルを一括で選択できます。

「売上」と定義したセル範囲にジャンプするには、[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索と選択]をクリックして、[ジャンプ]を選択します。

ジャンプ1 ジャンプ2

[ジャンプ]ダイアログボックスが表示されるので、名前を定義した「売上」を選択して、[OK]をクリックすると、セル範囲「売上」に移動し、その範囲が選択されます。

続いて、「条件を選択してジャンプ」機能を使って、数式のセルを太字にしてみます。

同じく、[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索と選択]をクリックして、[数式]を選択します。

[ホーム]タブの[編集]グループにある[検索と選択]から、[条件を選択してジャンプ]をクリックすると、[選択オプション]ダイアログボックスが表示され、空白セルなど、さらに詳しい条件が指定できるようになります。
ジャンプ3

数式が入力されているセルが、すべて選択されるので左上の「B」を押して、太字にします。

太字の設定をショートカットで行う場合は、「Ctrl」+「B」を押します。
ジャンプ4 ジャンプ5

数式のセルをすべて太字に設定することができました。

検索やジャンプ機能を使用する際、あらかじめセル範囲が指定されていると、その範囲だけが検索やジャンプの対象となります。シート全体に適用したい場合は、範囲選択を解除してから実行してください。
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ハイパーリンクの挿入と削除

ハイパーリンクとは設置した箇所をクリックすることで、Webページや他のシートの特定のセル、または名前を定義したセル範囲などに、アクセスすることができる機能です。

つまり、挿入したハイパーリンクをクリックすることで、名前を付けたセル範囲すばやく移動することも可能になります。

ここでは説明のために別のシートから、名前を定義した「売上」にリンクするハイパーリンクを挿入します。

ハイパーリンクを挿入するには、[挿入]タブの[リンク]グループにある[リンク]をクリックします。

ハイパーリンクの挿入をショートカットで行う場合は、「Ctrl」+「K」を押します。
ハイパーリンクを設定したいセルを右クリックして、[リンク]を選択することでも、ハイパーリンクを挿入することができます。
ハイパーリンク1

そうすると、[ハイパーリンクの挿入]ダイアログボックスが表示されます。

同じブック内の、名前を定義したセル範囲にアクセスするハイパーリンクを挿入したいので、左の「リンク先」から「このドキュメント内」を選択します。

ハイパーリンク2

「定義された名前」から「売上」を選択して、[OK]をクリックします。

名前を定義したセル範囲「売上」にリンクする、ハイパーリンクが挿入できました。

ハイパーリンク3

挿入したハイパーリンクを削除したい場合は、ハイパーリンクが挿入されたセルを右クリックして、[ハイパーリンクの削除]をクリックします。

さらにMOSについて、勉強したい方は参考書を利用しましょう。