- スパークラインを挿入する方法
- 条件付き書式を適用する方法
Excelにおいて、セル内にグラフを表示することができる機能である「スパークライン」を挿入する方法と、特定の条件に該当するセルの書式を変更することができる「条件付き書式」を適用する方法を紹介します。
値の推移や確認したり、データの傾向を見やすくするための機能で、視覚的に理解しやすい資料を作成することができます。
スパークラインを挿入する
Excelのスパークラインとはセルの中にグラフを表示できる機能です。
次のようなデータがあった場合に、「グラフ」列の黄色に色づけた部分にスパークラインの棒グラフを表示してみたいと思います。

Excelで棒グラフのスパークラインを挿入するには、スパークラインを挿入したいセルを選択後、[挿入]タブの[スパークライン]グループにある[縦棒]をクリックします。

[スパークラインの作成]ダイアログボックスが表示されるので、縦棒グラフとしたいデータが入力されているセルを選択して[データ範囲]とし、[OK]をクリックします。

そうするとあらかじめ選択していた、グラフを表示したかったセルに棒グラフが表示されます。

数値だけではデータの傾向が分かりにくかったですが、データの傾向が視覚的に理解しやすくなりました。
スパークラインでは折れ線グラフも作成することが可能です。
また、スパークライン作成後に[スパークライン]タブから、書式設定を行うことができます。

条件付き書式を適用する
「条件付き書式」機能を使用すると、特定の条件に該当するセルの書式を変更することができます。
今回は、入力された数値が5以より大きい場合に、そのセルの背景色を赤色にするように条件付き書式を設定してみます。
数値が5より大きいとき、背景色を赤色にしたいセルを選択後、[ホーム]タブの[スタイル]グループにある[条件付き書式]クリック、[セルの強調表示ルール]、[指定の値より大きい]を選択します。

[指定の値より大きい]ダイアログボックスが表示されるので、「次の値より大きいセルを書式設定」に「5」を入力、[書式]には[明るい赤の背景]を選択し、「OK」をクリックします。

そうすると、5より大きい数値が入力されたセルの背景色が赤色になりました。

これにより、5より大きい数値が入ったセルを強調することができます。
スパークラインや条件付き書式は、データの傾向を視覚的にわかりやすく強調することができ、使いこなせば見やすい資料の作成に大いに活用できます。
さらにMOSについて、勉強したい方は参考書を利用しましょう。